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さくらクリニック 倉田大輔のブログ

2007/12/6 木曜日

インフルエンザ・ワクチンは・・・

「さくらクリニック」では「インフルエンザワクチン」が大好評です。

ところが、「インフルエンザ・ワクチンは打たないで」という本が発売されたので、早速読んでみました。

著者はウィルス研究所や保健所、老人保健施設などで働かれていた先生のようです。

内容は、長年ウィルスや感染症を研究された方ですが、医師とはいえ、「患者さんを診察しない研究者の見解」という感じでした。

要約すれば、「インフルエンザワクチンでは予防も重症化も防げないので意味は無い!」、「予防のためには人混みに行かない!」、「インフルエンザにかかったら寝ていれば良い!」という感じでした。

確かに<「ワクチン接種」をしても「インフルエンザ」を完全に防げない>のは事実です。

でも、大学病院をはじめ、医療機関のスタッフは11月中には「インフルエンザ予防接種」を済ませていることが多いです(さくらクリニックのスタッフも全員受けました!)。通常、医療機関は具合の悪い方がいらっしゃるので、医療従事者は「ウィルスや菌」の中で仕事をしている状態です。普通の方よりも当然リスクは高くなります。その割に人手不足ですから、「交代要員」がいるわけでもなく、お休みを取るのも難しいのが現状です。

研修医時代、僕の友人は体調不良を上司の先生に申し出たところ、「具合が悪いなら、治してやるから病院に来い!!」と言われたそうです。この上司が「悪魔」か「天使」かはさておき、病院の現場はこんな感じです。

<ウィルスにかかる可能性を少しでも下げるのが予防接種の目的です。>

「予防のためには・・・」は、効果的でしょうけど、正直現実的ではないですね。社会人でこれをしていたら仕事になりません。(朝の通勤ラッシュは減りそうですけど・・・)

「・・・寝ていれば良い!」は、確かにお子様には良いでしょう。しかし、仕事を持つ大人にはやはり難しそうです。社員に優しい会社ばかりなら良いでしょうけど、「休みから仕事に戻ったら、机が無い!!??」では困ってしまいます。

確かに、「インフルエンザ」は「ワクチン接種が完全な予防策にならないこと」や「ワクチンによる副作用・副反応」など、「予防接種」も注意して受ける必要はあるとは思います。だから「インフルエンザ予防接種」は「任意接種」なのです。でも、・・・

<来年以降も医療従事者はインフルエンザ予防接種を受けるでしょう!>

さて、これでも「インフルエンザ予防接種」は無駄なのでしょうか?・・・

<インフルエンザの理解を深めたい方は⇒国立感染症研究所

http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/index.html>

いつもと違い、今回は真面目な内容になってしまいましたね。

ここで、僕の体調回復法をそっとお教えします。

「あー、少しダルイなあ!」、そんな時は、

「口から食べる栄養補給は点滴に優る!!」

<上級編>

焼肉!!

「ニンニクの丸焼き!(生はダメ!)」、「タレにもニンニクたっぷり!」、あとは「タン塩、ロース、カルビ、・・・」(これだけ食べれて、本当に体調不良??)

ニンニク臭い息のまま就寝!!そして朝・・・

「マスク!!マスク!!」(ニンニク臭くて、ゴメンナサイ!!)

<初級編>

参鶏湯(サムゲタン)!!

御存知、「韓国料理」で、「鶏肉」、「朝鮮人参」、「ニンニク」、「ナツメ」、「クリ」等を煮込んだ栄養満点のスープです。辛くも無いので、胃にも優しいですよ。(上級編の締めにも使えそうです!??)

(僕が外来を持っている「大久保病院」の周りには沢山の「韓国料理」のお店があり、別な機会にお勧めを御紹介します。)

<注:万人にお勧めは出来ません!!これで効き目が無ければ、病院へ行ってくださいね!!ちなみに、夜間の救急外来の受診時は事前の電話問い合わせをお勧めします!!>

今年は昨年とは異なり、かなり寒くなるようです。体調管理は万全に!

コメント (3)

  1. gooブログのリンクから来ました。

    「口から食べる栄養補給は点滴に優る!!」って感動的です。

    早速焼肉を食べたくなりました。

    コメント by 通りすがり — 2007/12/7 金曜日 @ 17:36:51

  2. こんにちは。
    以前、脱毛の件でお邪魔させていただいたワッフルです。

    実は私、某総合病院の医療従事者なのです。先生のご指摘通り11月のはじめに院内の希望者ほぼ全員が、インフルエンザの予防接種を済ませました。

    今の世の中『人混みに出ない』『ずっと休む』は非現実的ですよね!!
    お休みを取りずらいお仕事をしている方は勿論ですが、子育て中のお母さんや
    一人暮らしの方など生活のスタイルはそれぞれですからね。
    高熱で苦しんでいる時に、付きっきりで看病をしてくれる人がいればいいのでしょうが、そうもいかないのが現実だとおもいます。
    一人暮らしの患者さんが、高熱で救急搬送されて来るのはつらいですよね。

    今日の日経新聞にも《インフルエンザ”最速”流行》と出ています。
    ワクチン接種で完全に防げるわけではないという事は理解していますが、もしインフルエンザにかかってしまったとしても、症状が最悪の事態にならないように、ワクチン接種はするべきだと私はおもいます。そして、栄養価の高い食べ物を食べてこの冬を乗り切りましょうね!
    先生の意見に賛成です!!
    あっ!そういえば、メディカル脱毛の予約をさせていただきましたので
      よろしくおねがいします。

    コメント by ワッフル — 2007/12/8 土曜日 @ 15:32:25

  3. 「口から食べる栄養補給は点滴に優る!!」名言ですね。私もニンニク食べます。
    さて、新聞広告で「インフルエンザ・ワクチンは打たないで」という本のタイトルが目につき、早速、書店に行ってみたものの、置いてなかったので注文。到着を待っているところです。インターネット等で調べてみたら、著者は、1980年代前半に行われた、群馬県での調査に基づいて、予防接種無用論(?)を展開していたお医者さんですね。四半世紀の間には国の施策に種々の変化もあり、予防接種法も改正されました。すると、その後、何か新たな発見があったのでしょうか。書かれているのかな?読んでみたいと思います。広告を見ると著者は「元国立公衆衛生院感染症室長」と名乗っているので、「国立公衆衛生院」の見解なのかと、私たち素人は、すぐに思ってしまいます。多分そうではないのでしょうね。肩書きもなく、医者でもない私にはこうした肩書きに意味があるのかどうかわからないので、一研究者としての見解なのか、あるいは機関の見解であるのか、明示して欲しいと思うのです。国立公衆衛生院というところは公衆衛生に携わる技術者を養成するところ。感染症の研究を行っている国の機関は「国立感染症研究所」(感染研)。新宿区にあってURLはhttp://www.nih.go.jp/niid/index.html。1951年にWHOインフルエンザ協力センターに指定されているとおり、WHOでもインフルエンザワクチンの有用性を前提に世界の感染症対策を進めていて、日本でも同様に進めているのですね。私、発展途上国と言われるところに暮らしたこともあるものですから、気になります。国立感染症研究所のサイトには「インフルエンザQ&A」があり、また「インフルエンザワクチンについて」というテーマで書かれているページもあって(http://www.nih.go.jp/niid/topics/influenza01.html)読んでみました。素人としては、予防接種無用論よりもわかりやすいんですよね。以下に一部引用。
    **************************************************************************これまでわが国では、ハイリスク群に対するインフルエンザワクチン接種を積極的には行ってこなかったので、ハイリスク群におけるワクチンの効果についての詳しい研究成績はほとんどありません。一方、米国では毎年のようにワクチンの効果を調べて公表しています。これによりますと、ワクチン接種によって、65歳未満の健常者についてはインフルエンザの発症を70〜90%減らすことができます。また、65歳以上の一般高齢者では肺炎やインフルエンザによる入院を30〜70%減らすことが出来るとされています。老人施設の入居者については、インフルエンザの発症を30〜40%、肺炎やインフルエンザによる入院を50〜60%、死亡する危険を80%、それぞれ減少させることが出来るとされています。 ・・・ このように、インフルエンザワクチンの効果は100%ではありませんが、高齢者を中心としたハイリスク群において、肺炎などの合併症の発生や入院、死亡といった重篤な健康被害を明らかに減少させる効果が示されています。これはWHOをはじめ世界各国でも広く認められており、この事実に基づいてハイリスク群を主な対象としたワクチン接種が勧告され、その実施が積極的に進められています。  従って、わが国でも、ハイリスク群の健康被害を防ぐことを第1の目標として、インフルエンザワクチン接種を積極的に奨める必要があるものと考えられます。
    **************************************************************************
    ちょっと長い引用でごめんなさい。私は、アレルギーもないし、毎年、インフルエンザの予防接種を受けることにしています。体調の悪くないときにね。

    コメント by vas — 2007/12/9 日曜日 @ 3:56:11

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